スキンタッチって何?
親子スキンタッチ健康法は、お子さんの心と身体を強くするために保護者が簡単に取り組める、東洋医学に基づいた古くて新しいツボ健康法です。東洋医学には、お子さんの健康を見守りはぐくむ知恵がたくさんつまっています。
スキンタッチの基本は「気持ちがいい」ということです。気持ちがいいという「快」の感情は、からだも心もリラックスさせます。リラックスすれば、神経の緊張がやわらぎ、表情がゆるんで笑顔も出てきます。
そうなればもう大丈夫、子ども自身がもっている生命力が活躍しはじめます。
生命力とは、身体能力、知力、感性といった総合的な力の源です。毎日の親子スキンタッチは、この目に見えない生命力を育てることが目標なのです。
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何に効くの?
乳幼児期は心身ともに成長が盛んな時期で、お子さんにとっては精神的にも肉体的にも不安定な時期といえます。この時期にいわゆる
「疳の虫」の症状が多く現れます。
お父さんやお母さんがお子さんに触れ、スキンタッチをすることで、この
「疳の虫」の症状を和らげることができます。
「疳の虫」とは小さなお子さんが異常に興奮しやすくなっている状態で、次のような症状や特徴が見られます。
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不機嫌 |
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夜泣き |
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寝ているときに薄目をあけている |
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ちょっとした物音に驚く |
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キーキー言う |
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行動が粗暴になる |
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顔色が青白い |
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髪の毛が立っている |
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目つきが鋭い |
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目じりや額に青筋が現れる |
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白目が青い |
また、「疳の虫」以外にも、次のようなお子さんの症状の改善にも有効とされています。
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寝つきが悪い |
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ひきつけ |
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かみつき |
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元気がない |
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食欲がない、食べむらがある |
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食べすぎによる腹痛、冷えによる腹痛 |
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口内炎 |
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嘔吐、吐乳(お乳を吐く) |
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便秘、下痢 |
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むくみ |
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風邪をひきやすい、治りかけの風邪、せき、小児喘息、扁桃炎、鼻炎、のどの痛み |
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アトピー性皮膚炎 |
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チック症、吃音 |
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モノを口に入れる、指をしゃぶる |
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4歳以上のおねしょ、おもらし |
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じんましん |
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頭痛、歯痛 |
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中耳炎 |
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肩こり、寝ちがえ/td>
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仮性近視 |
※ただし、38℃以上の発熱・ひきつけ・骨折・脱水症などの際は、速やかに専門医を受診してください。
どんな風にやるのかな?
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鍼灸師がおこなう「小児はり」ではヘラ状の道具や金属の棒を使いますが、スキンタッチは、ご家庭でも手軽にできるように、ステンレス製のティースプーンやドライヤー、
歯ブラシなど身近にあるものを利用してやさしくツボを刺激します。
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<参考資料>
大上勝行『毎日5分!親子スキンタッチ健康法』(亜紀書房、2006年)
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